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愛犬がドッグフードに興味を示さない姿を見て、「生食を試してみようか」と考えたことのある飼い主さんは少なくありません。
一方で、ネット上では
「より自然で健康的」という声と
「リスクが高すぎる」という警告が混在しています。
このガイドでは立場を決めつけず、事実だけを整理します。
Preventive Vet や コーネル大学獣医学部 の見解をもとに、生食の利点・注意点・安全対策をわかりやすく解説します。
生食とは?1分で理解
犬の生食(ローフード、BARF)とは、加熱していない動物性食材を与える方法です。
- 生肉
- 生の可食骨
- 内臓(肝臓・腎臓・心臓など)
- 一部で野菜やサプリを追加
主に以下の2種類があります:
- 市販の冷凍生食(栄養設計済み)
- 自家製生食(高度な知識が必要)
目的は、犬の祖先の食事構成を再現することです。
なぜ人気があるのか
- 食材が明確で安心
- 食いつきが良い
- 被毛や便の変化を実感する飼い主が多い
- 手作りによる満足感
※ ただし、これらの多くは個人の体験談であり、科学的根拠は限定的です。
獣医学的に見た主なリスク
1. 細菌感染
サルモネラ菌や大腸菌などが家庭内に持ち込まれる可能性があります。
2. 栄養バランスの崩れ
カルシウム不足やビタミン欠乏は、長期的な健康障害につながります。
3. 骨による事故
歯の破損、腸閉塞、穿孔のリスクがあります。
4. 薬剤耐性菌
公衆衛生上の懸念も指摘されています。
結論
生食は「知識・衛生管理・責任」が揃って初めて成立する選択肢です。
多くの家庭では、良質な総合栄養食を基本とする方が現実的で安全です。
参考:Preventive Vet / コーネル大学獣医学部